高マンガン鋼用 硬化肉盛（被覆棒） HM-D ニツコー熔材工業

ニツコー熔材工業（株）日亜溶接棒
硬化肉盛被覆棒 高マンガン鋼用
JIS Z3251 DFMA-200B 棒端色：赤色

用途：各種ジョークラッシャー、高マンガン鋳鋼レール、高マンガン鋳鋼品の巣埋めなどの肉盛用溶接。

使用特性：13マンガン鋳鋼の組成を示し、急冷によりオーステナイト組織を示し、靭性に富み、加工硬化性が大です。したがって、高衝撃を受ける部品の肉盛溶接に適します。なお、加工硬化性が大ですので、溶接後の機械加工は困難です。

作業要領：できるだけ連続溶接を避け、急冷溶接を採用してください。
13マンガン鋳鋼以外の母材に肉盛する場合は、オーステナイト系ステンレス鋼溶接棒で下盛を行ってください。
硬化性母材のまたは多層盛を必要とする場合は、低水素系溶接棒(LS-50)で下盛してください。

溶着金属の硬さ例（ビッカース硬さHV）
溶接まま：予熱・パス間150℃ 180〜230
加工硬化後 360〜410

適正電流（ACまたはDC+）
棒径3.2mm棒長約350mm　電流範囲90〜130
棒径4.0mm棒長約400mm　電流範囲120〜180 　
棒径5.0mm棒長約400mm　電流範囲170〜230

5kg/小包装