硬化肉盛（被覆棒）高温衝撃摩耗用 MC-160 ニツコー熔材工業

ニツコー熔材工業（株）日亜溶接棒
硬化肉盛被覆棒 高温衝撃摩耗用
JIS Z3251 DFME-200B

使用特性：16Cr-16Mn-2Niの成分からなり、オーステナイト組織を示し、靭性と加工硬化性にすぐれています。
特に摩耗抵抗が大でレールクロッシングなど高マンガン鋳鋼の溶接に適します。

用途：13マンガン鋳鋼、レールクロッシング、高温高圧パイプの溶接。

作業要領：
1.高マンガン鋳鋼の溶接の場合は溶接熱による母材の脆化を避けるため、水冷溶接またはパス間温度を常温に保ち溶接を行ってください。
2.13マンガン鋳鋼以外の溶接または多層盛を必要とする場合は、下盛にオーステナイト系ステンレス鋼溶接棒を使用してください。

溶着金属の化学成分一例（%）
C:0.14/Cr:15.71/Si:0.61/Mn:16.52/Ni:2.25/N:0.16
溶着金属の硬さ例（ビッカース硬さHV）
溶接まま：パス間150℃以下180〜220
加工硬化後：420〜500

適正電流（ACまたはDC+）
棒径3.2mm棒長約350mm　電流範囲90〜120 　
棒径4.0mm棒長約350mm　電流範囲110〜150
棒径5.0mm棒長約350mm　電流範囲140〜180

5kg/小包装