鋳鉄低温溶接用（被覆棒） KC-100N 2.6/3.2/4.0/5.0mm選択-5kg 関西特殊溶接棒

関西特殊溶接棒 (株)鳥谷溶接研究所
鋳鉄低温溶接用（被覆アーク溶接棒）

JIS ECNi-CI
AWS ENi-CI
棒端色：赤色

使用特性：純ニッケル心線を使用し、とくに耐われ性と強度を改善し、溶接部の硬化を最小限にんるように設計した低温溶接棒です。

用途：船舶用エンジン部品など強度、耐圧性、耐熱衝撃性など要求される鋳鉄製重要部品の溶接、補修。

作業要領：
(1)とくに予熱は必要ありませんが、母材の大きさや形状により150℃程度の予熱を行うと良好な結果が得られます。
(2)熱影響部の硬化を少なくするために、溶接電流はできるだけ低く、ストレートビードで溶接し、ウィービングは避けて下さい。
(3)連続溶接は避け、1回のビード長さを50mm以内とし、各ビードごとにピーニングを行ってください。
(4)飛石法や対称法で溶接し、局部過熱による溶接歪を防止してください。
(5)溶接箇所が大きい場合は、バタリング法、スタッド法あるいはカスガイや補強板などを併用してください。

溶着金属の硬さ一例（溶接のまま）

予熱・パス間150℃以下　HV 150〜170


適正電流（ACまたはDC+）
棒径2.6mm棒長300mm　電流範囲40〜80
棒径3.2mm棒長350mm　電流範囲70〜110
棒径4.0mm棒長350mm　電流範囲100〜140
棒径5.0mm棒長350mm　電流範囲130〜170
5kg/小包装